キャバ嬢と言えば、毎日髪型にもこだわらなくてはいけませんよね。キャバ嬢の髪型にも流行があり、代表的なものは時代とともにどんどん移り変わっているのです。 さらに、地域やお店の雰囲気によっても人気の髪型が異なることをご存じですか? そこで、キャバ嬢の髪型の流行の移り変わりや、地域ごとの違い、現在人気の髪型をご紹介していきます。 自分でも出来るキャバ嬢向けの簡単ヘアアレンジにもチャレンジしてみましょう♪
キャバ嬢の髪型のあれこれ
キャバ嬢の髪型は、ドレスやメイクと同様に自分の魅力を引き出すための重要な手段です。人気のある髪型というのは、地域やお店によって異なるということをご存じでしたか?
キャバ嬢の髪型の流行の移り変わりや、セット方法について詳しく調べてみました。
キャバ嬢の髪型の歴史
キャバ嬢の髪型は、時代とともに大きく変化しています。みなさんがイメージするキャバ嬢といえば、とにかく大きくボリュームを出した「盛り髪」ではないでしょうか。
基本的には強めの巻き髪にし、スプレーでがちがちに固めるのが定番スタイル。
逆毛を出来る限り立てたり、あんこと呼ばれる疑似の髪の毛を詰めて、顔の2倍はあるのではないかというほど大きくした髪型が人気でした。
キャバ嬢専用のヘアアレンジ雑誌が何種類も発売されていて、どれも意表をつくものばかりだったのを覚えています。
オリジナリティを出すために針金を使って形を作ったり、頭にぬいぐるみを付けたり、ペンを刺したりと、「小物はなんでも頭に付けてみる」という驚きの髪型まであったんですよ!
さすがにそこまで盛らないキャバ嬢でも、盛り髪に加えて大きめの花のコサージュを付けて目立たせている子がたくさん居ました。
キャバクラへの出勤だけでなく、そのまま成人式にも出れそうなくらいの髪型と言っても過言ではありません。
その後は、髪の毛をいくつもの細い束にして固めるというすじ盛りが流行します。
逆毛に加えて流れるようにすじを作るのが鉄板となり、アップヘアはもちろん、ストレートヘアでもトップにすじを作るのが定番に。
また、前髪の上に逆毛を立てて、とさかのようなボリュームを出すポンパドールも同じく人気がありました。
これらの髪型は、今ではほとんど見かけません。
宣材写真の撮影や、バースデーイベントで目立つためにあえて盛り髪にする以外では、だいぶ落ち着いた髪型が人気となりました。
地域やお店によって異なる髪型
昔は、日本の東と西とで髪型の好みが分かれていました。代表的なものを例に挙げると、ぐるぐるとまとまった巻き髪の「名古屋巻き」が有名ではないでしょうか。
現在では東、西で流行が異なるということはありませんが、お店の立地やジャンルによって好まれる髪型が異なっています。
六本木などにあるような落ち着いたキャバクラの場合、盛り髪というよりも結婚式に出席しても違和感の無い、落ち着いた髪型が人気です。
頭のトップなど全体にボリュームを出すより、まとめ髪にしてふんわりと自然にボリュームを出すお姉さんスタイルが定番です。
銀座のような高級店の場合、夜会巻きを基本とした髪型が多いようです。
若さや可愛らしさを出す髪型というよりも、大人の色気を出すような、高級店にふさわしい髪型と言えるでしょう。
一方で、各地で有名な繁華街以外では、髪をセットしていないような子が多くなります。
ただのストレートヘアや巻きおろし、簡単なポニーテールなど、わざわざヘアメイクをやりにいかないということが当たり前。
面倒だという理由以外に、お店側でヘアメイクにかかるお金を負担してくれないことが原因になっているようです。
現在人気な髪型はコレ!
現在キャバ嬢に人気の髪型は、ゆる巻きやポニーテール、ハーフアップです。
フルアップにしている子は少なくなりました。アレンジを加えたとしても編み込み程度でしょう。
そのまま買い物やデートに行っても違和感の無い髪型で、一目でキャバ嬢だとわかるような髪型ではありません。ナチュラルで、女性らしい清潔感のある髪型と言えます。
以前は、髪の毛をセットしたらスプレーでガチガチに固めて、洗うのも一苦労…。ヘアアレンジの幅を広げたり、ボリュームを出しやすいようにエクステは必須!という時代からすると、かなり変化したと思います。
出勤前の髪型のセット方法
キャバ嬢の髪型のセット方法は、ほとんどの場合美容室かヘアメイク専門店でやってもらっています。キャバクラやホストクラブが多い繁華街なら、何軒か専門店があるはず。料金も安く水商売向けのヘアメイクが多いので、腕前は確かだと言えます。
セットにかかる時間も早いので、急な同伴の予定が入ってもすぐ終わらせることが出来ますよ。
次に美容室でヘアセットをする子も居ますが、専門店に比べて料金が高いことがネック。
結婚式に行くようなお客様のヘアメイクが多いため、盛り髪にしたいときは希望通りにならないこともあるかもしれません。
半数以上の子は、自分で髪型をセットしているようです。
昔と比べて逆毛を立てて盛るような髪型が少なくなったので、ヘアアレンジアイテムの普及もあり、誰でも本格的なヘアアレンジが出来るようになりました。
髪型のアレンジを参考にするなら
ヘアセットに行って注文するときや、自分で髪型をアレンジするときに参考にするなら、やはり有名キャバ嬢のSNSを見ることがリアルタイムで流行を知ることが出来ます。
自分の系統に似たキャバ嬢を見つけることも出来ますし、実際に働いている子だからこそ男性の好みからズレない髪型をチョイスしていますよ。
雑誌では、小悪魔アゲハや姉アゲハがおすすめ。
昔のように奇抜な髪型を載せるよりも、実際に現在人気のある髪型を採用しています。自分でヘアアレンジが出来るようにやり方を写真付きで載せているのも良いですね。
その他にも、各地のナイトワークの情報誌も参考になります。各店舗のキャバ嬢の宣材写真を見ることで、髪型だけでなく、流行のドレスも良く分かりますよ。ほとんど無料で貰えるものばかりなので、一度手に取ってみてはいかがでしょうか。
自分でヘアアレンジに挑戦
現在キャバ嬢に人気の髪型は、自分で出来るものが多いんです。
そこで、簡単に出来るのに出勤してもおかしくない髪型の作り方をご紹介していきますね♪
ヘアアレンジグッズを活用しよう
ちょっとしたポニーテールやハーフアップに、おしゃれなクリップやゴムを使うだけでも凝って見えます。ゴムで結んだものよりも緩く見せるバナナクリップは、髪を束ねて挟むだけととっても簡単!
バナナクリップ自体にストーンやリボンが付いたものが多いので、余計なプロセスを覚える必要がありません。
緩くまとめて留めるだけのバンスクリップは、ワンポイントのアクセサリーとしても活用出来ます。
また、道具ひとつで本格的な編み込み、まとめ髪が出来るヘアアレンジ補助アイテムも沢山販売されていて、ドラッグストアから100均、しまむらなどでも手に入ります。ひとつ持っておくと、アレンジの幅が広がりますよ。
ポニーテールのアレンジ
ポニーテールというと、頭の後ろの高い位置でひとつに結ぶというものが主流でしたが、大人っぽさやおしゃれさを出すのなら、「顎と耳たぶのラインに沿った位置」がベストです。
事前に髪を巻き、ゴムに髪を巻き付けて隠すだけでもGOOD。
その他に、縛った根元を緩めて半分に割って穴を作り、その穴に毛束を通す「くるりんぱ」アレンジもおすすめ。
ひと手間加えた、ワンランク上のポニーテールのやり方をひとつご紹介しますね。
髪を全体的に巻く(根元まで巻かなくてもOK)
顔の横の毛束を多めに残し(耳横と後ろで3分割)、トップに軽く逆毛を立ててから後ろの毛を目の高さで結ぶ
それぞれの横の毛が結び目の上でクロスするように後ろに持っていき、軽くねじりながら留める
3の過程でサイドの毛を三つ編みにしたり、きつめにねじったりするだけでもアレンジ具合が変わってきます。
ただ1本に縛るよりも、ボリュームやニュアンスを加えることが出来ますよ♪
ポニーテールの位置を、高めの目のライン上の位置に縛る場合も、必ず巻き髪にすると古くささが出ません。
縛ってから細かく裂いて散らし、ボリュームを出してあげるとフルアップ風の豪華なポニーテールが完成します。
どの位置で縛るときも、穴の上から髪を通すくるりんぱではなく、穴の下から通す「ぎゃくりんぱ」をすると自然とふんわりした豪華なボリュームを出すことが出来るんです。
巻きおろしのアレンジ
巻き髪を作るときは、必ず専用の下地スプレーなどを使ってから巻くと形が長時間キレイにキープ出来ます。コテは32mmから38mmを使用し、左右上下の4分割にブロッキングしてからMIX巻きにするのが上手く巻けるコツ。
昔のように外巻きのみ、内巻きのみにしたり、ぐりぐりに強く巻くのは流行りません。巻き終わりに軽く手ぐしを通すと、自然なゆる巻きが完成します。
ボリュームを出したいときは、毛先をつまんで外側に散らすようにしましょう。
自然とふんわりするので、ボブからミディアムヘアの毛量が少ない方におすすめです。
巻き方にも種類があり、それぞれで雰囲気が異なるんですよ。
平巻き
ふんわりとした仕上がりになり、ナチュラルな優しい印象を与えます。
コテを地面と平行になるようにして巻くのがコツ。
縦巻き
コテを髪の流れに沿って縦にして巻く方法。
ゴージャスで強い巻き髪に仕上がります。
キャバ嬢の巻き髪に多いのがこれでしょう。
ねじり巻き
巻くときに毛束をねじってからコテで挟みます。
外人さんの天然ウェーブのような、今流行りのゆる巻きが簡単に再現出来ますよ。
巻きおろしのアレンジ方法は、トップに耳の上から編み込みをする編み込みカチューシャや、サイドに太目の編み込みをするハーフアップ風などがあります。
編み込みが自分では出来ないという方は、サイドの毛を三つ編みにして、後ろで留めるだけでもおしゃれ。
また、髪を巻いたら片側に寄せ、後ろの襟足部分をピンで固定したサイドに流すスタイルはセクシーさがぐんとアップします。
ハーフアップのアレンジ
ハーフアップはカチッとしたイメージは無いのに、顔回りの毛をすっきりさせてフェミニンさをプラス出来る人気の髪型です。
基本は耳から上の毛のみを後ろでまとめるというスタイルですが、先ほどご紹介したバナナクリップやバンスクリップを使うだけでもおしゃれですよ
トップに軽く逆毛を立てるか、後ろにまとめた時にトップの毛をふんわり引き出して少しボリュームを出すのがポイント。
では、簡単なのに手が込んで見えるハーフアップのアレンジ方法をご紹介します。
1.全体をMIX巻きにする
2.トップと耳横の半分の位置から髪を取り、後ろで結んでくるりんぱ
3.残りの耳上の毛を2の上の部分で結び、2のくるりんぱの穴に通してくるりんぱする
4.トップやくるりんぱした部分を緩めて形を整えたら完成
くるりんぱはやり方さえ覚えてしまえば、かなり応用の効く技ですよ♪
この他に、縛る位置を頭の真後ろではなく、サイド寄りにしてゆるいお団子にするのも可愛いし簡単です。
耳上のサイドの毛を後ろに持っていくときに、ねじったり三つ編みや編み込みにするだけで手が込んでいるように見えるので、おためしあれ。
まとめ
キャバ嬢の髪型は、昔のようなボリューム重視の盛り髪より、可愛らしさやセクシーさを追求したナチュラルなものへと変化しました。
また、お店の雰囲気でも好まれる髪型は違います。
競争率の高いお店や、繁華街にあるお店の場合はヘアメイクが強制であったり、何もしないと浮いてしまうこともあるくらい、人気キャバ嬢は髪型にもこだわっているのです。
しかし、現在キャバ嬢に人気のある髪型は、自分でも出来るものばかり。一般的なキャバクラに努めている子の場合、必ず毎日ヘアセットに通っているという子も少ないようですね。
豊富な種類のヘアアレンジグッズを使用したり、くるりんぱなどほんのひと手間を加えて、自分で毎日髪の毛をセット出来るようになると楽ですよ。
ただのストレートヘアよりも、髪型にも力を入れて自分の魅力を最大限に引き出し、より多くの指名を獲得していきましょう。