同伴の上手な誘い方は、キャバ嬢やホステスさんなど、水商売のほとんどの方にとって必須のスキルとなります。同伴出勤さえできれば、それだけでその日は同伴料(同伴ポイント)や指名料、それに伴ってついてくるドリンクバックなどの収入アップが狙えます。 でも、同伴してもらうまでが意外と大変で、最初は上手い誘い方ができずに悩んだり、断られる恐怖から自分で声をかけることすらできないものです。そんな時にはお客様の心理を予想して、押したり引いたりするタイミングを覚えておくことが役立ちます。 おねだり上手になって同伴獲得を目指しましょう。
同伴の誘い方は新人の最初の壁
同伴したい!でも自分からは言い出せない・・・そんな悩みを持つのは、新人キャバ嬢の「あるある」です。恥ずかしいから、断られたらヘコミそうだから、何て言えばいいか分からないから、といろいろな理由はあるでしょうが、それを乗り越えなければ売れっ子キャバ嬢になることはできません。
同伴はキャバ嬢にとってメリット盛りだくさんですし、一度同伴してもらえたらそのお客様は自分の指名客になってもらいやすいのです。さらに、同伴が増えればお店のスタッフや同じくキャストからのイメージもアップします。上手いキャバ嬢として良いお客様を回してもらえたり、ちょっとしたミスも許してもらえちゃうこともあるかも知れません。良いことずくめの同伴出勤、まずは一人ひとりのお客様にお願いすることから始めましょう。
同伴の壁は勇気と根気で打ち崩す!
同伴出勤のチャンスは待っていても来てくれません。ましてやまだあまり売れていない新人キャストであれば、お客様から注目してくれたり、是非一緒に過ごしたいとは思ってくれないものです。新人キャストはお客様との信頼関係もできていないため、同伴のお願いもしにくく感じますが、第一歩は勇気だけで踏み出しましょう。
キャバ嬢の同伴は仕事の一つです。実際には同伴ノルマのある店も多く、二の足を踏んでいたらペナルティになることもあるので、やるしかありません。当然一度や二度では上手くいかないこともありますので、OKしてくれる人が現れるまで根気で続けることになります。
しかし、一度壁が崩れると、自分に自信も持てるようになり、自然と同伴体質になれるかも知れません。そうなれば、同伴は怖いものではなくなります。何度も断られているうちに、同伴の誘い方も自然と身についているものです。
同伴は同伴を呼んで人気上昇のきっかけに
一度同伴の誘い方が成功すると、次の同伴のお誘いも自信がつき成功しやすくなります。同伴で入店する日が増えると、周りのお客様には人気キャストとして映り、「あの子と話してみたい」「席に呼びたい」と思ってもらうきっかけになります。同伴出勤の良さは、入店した際に店内のスタッフが大仰にお出迎えしてくれて、目立てることにもあるのです。お客様を伴って入店することで、自然とフロアにいる他のキャストよりも目立つことができます。
同伴の上手な誘い方を身に着けよう
キャバ嬢として必要なものは、美しい容姿だけではありません。むしろそれほど美しくないフェイスやプロポーションであっても、売れっ子キャバ嬢として活躍している女性は多いものです。カノジョたちの持ち味は新人キャバ嬢の同伴の誘い方のヒントにつながります。
反対に、いるだけで美しく目を引いてしまうようなキャバ嬢や実績あるホステスは、相手から同伴に誘われるため、あまり参考にはなりません。
長いお客さんになってくると、ホステスかお客さん、どちらから誘わなくても、もう自然に「食事に行こう」っていう雰囲気になったりもします。
同伴の自然な誘い方は「お食事に連れてって」
同伴の誘い方の基本は、なんと言っても「お食事に連れて行ってくれませんか?」でしょう。これなら、同伴の期待をほのかに感じさせながらも、男性はデートにでも誘割れているような気分を味わうことができます。当然、世慣れた男性であれば、「食事」イコール「同伴出勤」であることは推測できます。
「おすすめの焼き肉やさんあります?」
みたいな感じでお客様にお店の名前を聞いて
「わたしもそのお店行きたい~!一緒に行きましょうよ!」
という形で食事に誘いましょう
中には同伴であることを察することができない男性もいますが、まずは食事のOKを取らなければ先に進めないので、誘えたら自分をほめてあげましょう。もう少し強引にいけそうな人は「お店に出る前に一緒に食事しませんか?」と言ってみると良いかも知れません。これなら鈍い人でも同伴であることが分かりますが、こちらから「同伴」の2文字を言わずに誘えます。
同伴はストレートな誘い方でもOK
同伴の誘い方はキャバ嬢のキャラクターによって色々です。時にはストレートに「同伴して!」とお願いしちゃうパターンを使えるツワモノもいます。キャバ嬢からお店の外で会うことを持ちかけられるのは、どんな言い方であっても最終的には同伴目的です。「お食事を・・・」などと言葉を濁されるよりも、はっきり言われた方が分かりやすくて良いと思う人もいます。また、ストレートに「お願い」されてしまうと断れないと言う男性もいるので、はっきり言えるものなら試してみると良いでしょう。
ストレートな同伴の誘い方をする場合には、相手の同情を引いて優しさにつけこむ演技も多少は必要です。誘い文句としては「同伴のノルマが厳しくて」や「初めて同伴するなら○○さんと行きたいの・・・」などがあります。とにかく「あなたにしか相談できなくて」と言うスタンスを見せて、特別だからこそ頼んでいるのだと思ってもらうことが大切です。
「同伴ノルマに困っていて、助けて欲しいです。」
「同伴強制日なので協力してもらえないでしょうか?」
これは甘えられる・頼られるのが好きなお客様に限ります。
そういったお客様には
「あなたしか頼れる人がいないの。」
と甘えればきっと協力してくれるでしょう。
人によって誘い方を使い分けて
上記2つの誘い方のパターンは、人によって使い分けましょう。どんな人にどんな誘い方が合っているかの判断は、場数を踏むことでしか身につきません。そのため、断られてもいいや、と言う気持ちで色々な誘い方をより多くの人に使ってみて下さい。誘われる方も、キャバクラなどでは想定内だと思っています。挨拶代わりとまでは言いませんが、しつこくない程度であれば男性もそのやり取りを楽しんでいることだってあります。
「同伴は嫌だけど食事だけなら」という人には
「お食事」パターンにせよストレートに言うにせよ、こちらの意図に反して「同伴はしないよ」「食事だけならいいよ」と言われてしまうことがあります。そういった場合には、食事に行くか行かないかの判断が難しいかも知れません。実際に食事に行ってみたらその気になってくれたということもあるようなので、思い切って行ってみるのも一つの手です。ただし、本当に食事だけで終わった場合にも、あからさまに落ち込んだところは見せられません。
「同伴しないけど、食事に行こう」
と言われて、行ってみたら同伴してくれた!ということもありますので、一概に断らず、行ってみるのもアリだと思います。
お食事から同伴へ持ち込む誘い方は
もうひと踏ん張りして、食事から同伴へと持ち込みたい場合には、一工夫した誘い方を試してみましょう。ただし、今回はある程度ストレートにお願いする必要があります。また、断られた時に気まずくなるリスクも考えておきましょう。
時間を見計らって「そろそろお店に行かないといけないんだけど…」というと、今日の食事が同伴目当てだったことを悟りみるみる顔色が変わって、怒ってしまう人もいます。そういう人には会計だけ任せて、以降は連絡を取りません。そういった人と繋がり続けても、同伴してくれるようになる可能性は低いです。
「同伴だともう少し遅れてもいいんだけどな」
これは実際のルールとして「同伴であれば入店時間が遅くても良い」と決まっていることが多いので、はっきり言うことができます。相手がもう少し一緒にいたがっていることが感じられたら、軽めに話を振ってみましょう。
「遅刻しそうだからワンセットだけ来て」
「一緒に食事をしていたら楽しすぎて時間を忘れちゃった」を添えるとさらにベターです。多少のあざとさを感じますが、本気でお願いすると意外と上手くいくことがあります。
同伴の誘い方の研究がキャバ嬢を育てる
同伴の誘い方は簡単には身に着きませんが、ケーススタディを重ねていくうちに自分のキャバ嬢としてのスキルになります。断られたりあしらわれることもあるでしょうが、仕事の一環として勇気を持ってチャレンジを続けましょう。上手くいけば店の人気キャストになるチャンスも待っています。