水商売を辞めたいと思っている女性は意外と多く、一度始めたものの夜の世界に飛び込んだことを後悔することがあるようです。水商売は昼間の仕事とはかなり違いがあり、向いていない人には体だけでなく気持ち的にも苦しいと感じることもあります。また、長く勤めてきた人でも、いろいろなことを考えて「そろそろ水商売を辞めたいな」と思うことはあるようです。 向いていなくてすぐに辞めたくなってしまうのを避けるためにも、引き際を考える意味でも、みんなが考えがちな辞めたい理由をチェックしてみましょう。夜の仕事のホントのこともそこから見えてくるかも知れません。
水商売を辞めたいと思うのは人間関係
水商売は、お客様とおしゃべりをしたり、お酒を一緒に飲むだけだし、可愛いドレスも着られるし・・・そんな気持ちで入る人は多いけど、意外と単純なものではありません。お酒の席でお客様とお話をするにはノウハウやスキルも必要となりますし、お客様に気分良く過ごしてもらうには自分を抑えることも必要です。 また、キャスト、ホステス同士や裏方の黒服や経営者であるママなどとの関係も難しく、嫉妬や羨望、ノルマの争いなどに巻き込まれることもあります。 そんな店のスタッフ同士も敵になりそうで、お客様との関係も自分で築かなければいけない水商売の世界では慣れない、向いていないなどから「辞めたい」と思うことも多くなります。 水商売の女性たちは自分たちの見た目も能力も含めた魅力でお客様を集めるため、上手くいけば嫉妬が、いかなくてもバカにされてしまうなど、人間関係が上手くいきにくいのです。また、お客様もアルコールが入るため、すべての人が紳士的で優しくしてくれるわけではありません。
私はキャバクラで勤めていましたが積み重なったストレスで無断欠勤してしまいました。店は長く勤めてて何度か辞めたい旨は伝えて来ましたが受け入れられず、仕事の悩みを話す場もなく爆発したという感じです。
ライバルが多くて辞めたいと思う水商売
キャバクラやクラブなど、キャストやホステス自身がガンガンお客様をお連れしなければいけない水商売では、お互いがすべてライバルになります。お客様の前や表立っては女の子同士仲良さそうにしていますが、陰口や派閥争い、足の引っ張り合いなどがあります。 協力し合って盛り上げることも必要ですが、自分でお客様を獲得しようと言うやる気も大切なものです。キャスト同士が競い合うのもある程度は仕方のないことですし、お店からしたら競ってお客様をゲットしようと言う気持ちはウェルカムです。スタッフ同士仲良く、心から信頼し合って仕事がしたいという人は、辞めたいと思うことも多くなるでしょう。
お客様にバカにされて辞めたいと思う水商売
水商売をしている女性に対して一部の人たちは偏見を持っていたり、下に見ていたりします。そういった人でもお客様としてキャバクラなどのお店に来店することがあり、お店で働いている女性に対して面と向かってバカにしたようなセリフをはくこともあります。 スケベ心を前面に出してセクハラまがいのことをされたり、強引に誘われることもあるでしょう。女性として男性から意にそぐわない扱いを受けることが我慢できなくなってくると水商売を辞めたいと思うようになります。 お店に来るお客様はアルコールが入っているため、多少気が大きくなっていたり、本音が出やすくなります。下心も素面のときよりは出やすくなるでしょう。水商売ではそういった男性の嫌な面を見ることも多くなり、男性不審になってしまうこともあるようです。
水商売を辞めたいと思うのは体がきついから
水商売を辞めたいと感じるのは、気持ちだけでなくリアルに体がきつくなった時です。水商売では夜から始まる営業時間やアルコールなど、体に悪影響を与える条件が揃っています。それでも健康を維持して頑張る人も多いのですが、やはり中には水商売の労働条件に耐えられず、体を壊してしまう人もいるようです。 水商売で主に辞める原因となるのは、アルコールによる肝臓の問題や夜更けの飲食による胃腸の問題、さらに昼夜逆転の生活による体調不良です。昼夜逆転の生活で自律神経の乱れを引き起こし、さまざまな体の不調を引き起こし、肌荒れなども多くなります。 また、夜だけの営業とはいえ、同伴などがあれば比較的早い時間から働かなければならず、ゆっくり休む時間もおちおち取れないこともあるようです。
連日のアルコールや不規則な生活が原因で、身体を壊してしまう事も多くあります。 他にも、毎日の電話やメールでの営業が大変、お客様からのお誘いがしつこい、といったものがあります。
プライベートがなくて辞めたいと思う水商売
水商売は夜だけの短時間でも高収入が得られると言われています。また、水商売を希望する人の中にも「短時間・高収入」を期待している人が多いものです。しかし、現実的にはお客様を呼ぶためにプライベートの時間の多くを割く必要があり、仕事として行動している時間は意外と長くなっています。 同伴や指名を取ることで高収入が得られますが、そのためには店以外の時間にもメールや電話をしたり、アフターでお店の外で会ったりすることも必要です。また、同伴では店に出る数時間前にお客様と会うこととなり、実際には時給や日当が発生しない時間をお客様と過ごします。こうした働き方では、営業時間以外もゆっくりと休んだり自分の好きなことをしたりできず、ストレスと疲労が溜まりやすくなります。
昼夜逆転で体がきつい水商売
夜働いて昼はフリーになる水商売では当然睡眠は昼に取ることとなります。夜起きていて昼寝る生活は自律神経を乱れさせて、体調を崩しやすくなると考えられます。美容と健康のために大切だと言われている成長ホルモンが分泌しやすいゴールデンタイム(夜の22時から深夜2時くらいの間)にもお店で忙しくしていたりアフターを過ごしていることとなり、お肌や健康を守りにくくなります。
アルコールが嫌で辞めたいと思う水商売
お酒を飲むことは必須ではないものの、やはり多少は飲まないといけないことはあります。全く飲めないのではお客様も興ざめを感じることもあり、無理に飲んでいる人も多く見られます。肝臓を壊したり、好きでもないお酒を飲む仕事に耐えられなくなることで、水商売を辞めたいと感じることは多くなるでしょう。
そろそろ水商売を辞めたいと思う時
水商売は安定性もなく、年を重ねるごとに続けることに不安を感じる人も増えてきます。自分ではいつまでも辞めたくはなくたって、辞めた方がいいかなと思うこともあるようです。
25歳を過ぎると辞めたくなってくる
キャバクラやガールズバーなどの水商売のお店では、若い女性が中心となって働いています。そのため、ある程度の年齢になってくると人気も落ち目となり、居づらい雰囲気になるものです。特に25歳くらいになると、人気も落ちますが、将来の不安からもそういう気持ちが大きくなってきます。 女の子との会話を楽しむお店では、お店もある程度ホステスやキャストを回転させたいと思うこともあるので、一つのお店に長く勤めにくい場合もあります。息が長いといわれる高級クラブでも、一ホステスとして勤め続けるには限度があります。 一生続ける場合には自分の店を持ったりすることが必要です。
水商売を辞めたい理由はいろいろ
水商売を辞めたいと思う人は多いものですが、その理由は実にさまざまです。気持ちの面でも体調の面でも続けにくいと感じることはあり、年齢というどうにも出来ないことも原因となります。 水商売は一見楽しそうですが、辞めたいと悩む理由がこんなにあるということはなかなか厳しい仕事でもあるということでしょう。水商売をこれから目指す人は、向き不向きや自分の辞め時なども前もって少し考えておきましょう。