突然ですが、スナックの定義ってご存じですか?
「お酒を飲むところ」といったざっくりとした定義しか浮かばなかったり、なんと表現すれば他のサービスと区分化できるだろうと悩みませんか?
元々は「スナックバー」という名前で親しまれており、“酒類だけでなく軽食(スナック)も提供するバー”のことでした。
現代ではもう少し定義が加わっているようなので、高級クラブやバー、そしてキャバクラとの違いなども紹介します。
現代のスナックの定義

現代のスナックの定義は、“酒類だけでなく軽食(スナック)も提供するバー”だけではありません。
夜の仕事の中では、接客スタイルに大きな違いがあります。例えばキャバクラや高級クラブは一人のお客に対して数人の女性がつくのが一般的。
スナックでは基本カウンター越しに接客が行われるのが一般的で、ママやチーママが全てのお客の接客をするのが一般的です。これには風営法違反が関係してくるため横についての接客は行われないんです。
そして、どのスナックでも基本的に10,000円程度あれば初めての人でも気軽に入ることができ、閉店時間まで気にせずアットホームな空間でお酒を飲みコミュニケーションを楽しむことができます。
スナックの面白いところは店主や従業員が必ずしも女性ではないというところです。店主のことは「ママ」と呼びますが、男性でも同様なのです。いわゆるゲイバーやオカマバーのことですね。
はっきりとしたスナックの定義はありませんが、高級クラブやキャバクラとは多少違いがありそうです。
スナック・キャバクラ・高級クラブを比較

似たり寄ったりに捉えられがちな「スナック・キャバクラ・高級クラブ」の定義を簡単に比較して見たいと思います。
比較項目 | スナック | キャバクラ | 高級クラブ |
必要な費用 | 3,000円〜 | 10,000円〜 | 50,000円〜 |
接客スタイル | カウンター越し | 客の隣 | 客の隣 |
店内の広さ | 狭め | 普通〜 | 広め |
店内の雰囲気 | アットホーム系 | 楽しい系 | お上品系 |
従業員の年齢層 | 30代〜 | 20代〜 |
20代〜 |
ざっくりわけると上記のような違いがあります。スナックが比較的安く入店できるのに対し、キャバクラや高級クラブは若干高めです。
また、一番の違いは店内の雰囲気でしょう。ママの醸し出すなんとも言えないアットホームな雰囲気に惹かれてる常連が多いのも確かです。
キャバクラや高級クラブに比べると、スナックは年齢層こそ高めですが手料理を振舞ってくれるスナックも多いので「家庭の味でお酒をのみたい」「宅飲みのような雰囲気でくつろぎたい」そんな人にはスナックがおすすめです。
スナックに行くなら知っておきたいマナー

「スナックは入りにくそう」と尻込みしている男性もいるのではないでしょうか?
一度入店してしまえばママの手料理や優しさ、雰囲気に魅了されること間違いなしです。
そこで、行きつけのスナックを作るときに知っておきたい最低限のマナーがあります。
- お金系の交渉は必ず外で行う
- 常連客には謙遜の気持ちを持って接する
- 案内されるまで席に座らない
スナックに行くならこのルールは必ず守りましょう。
例えば、お金の話なら入店前にママやチーママに「〇〇円で入れますか?」など聞くのがおすすめ。入店後にお金の話をしてもめてしまうと他のお客さんの迷惑になりますよね。
また、スナックではアットホームな雰囲気こそ売りの一つ。人様のお家にお邪魔するような謙虚な姿勢も大切です。常連客がいるときは大きな姿勢にならないよう、飲み過ぎには注意が必要です。
最後に一番大切なのが、勝手に席に座らないことです。初めて人の家にお邪魔しておいてずかずかと勝手に座ることはありませんよね?それと同じで、スナックではママたちが案内してくれたら座るようにしましょう。
あまりにマナーが悪いと次からの入店を断られてしまうこともあるので、注意してくださいね。
スナックの定義を抑えてもっと楽しもう

スナックの定義は定かにならないところもあるのですが、まとめると「どのサービスよりもアットホームで、コミュニケーションを大切にする酒場」という感じでしょうか。
キャバクラや高級クラブとは違い、高いボトルで自分と女性を満足させるというよりは比較的高くない金額でゆったりと楽しめるので、どハマりする人も多いんだとか。
若者の酒離れが目立っていたり、スナックは年齢層が高めの男性が入るものと思われていたりするようですが、そんなことはありません。
若者でもスナックに入ってママの優しさに触れれば途端にハマっちゃうこと間違いなしですよ!ぜひ一度足を運んでみてくださいね。