アフターはキャバ嬢にとって同伴よりもリスクの高いものとなります。アフターをしたがるお客様は多いのですが、キャバ嬢としては同伴出勤の方がメリットが高く、嬉しいものです。 反対にアフターにはいろいろな危ないお誘いや下心を持って近づく男性が多くなり、メリットが少ないと考えられています。とはいえ、全てのアフターを断るのは難しいので、自分で対策を練っておき、安全に程よいお付き合いを続けましょう。
アフターは同伴よりも大変?
アフターは同伴と比べて料金も発生せず、お店にとってもキャストにとってもお金儲けと言う意味でのメリットがありません。 そのため、アフターはキャストにとってあまり人気のあるものではないようです。自分のプライベートの時間も減りますし、仕事が終わったのに引き続きお客様を接待することになってしまいます。 アフターはいわばサラリーマンのサービス残業のようなものです。目に見えるメリットもないのに営業時間以外でさらに仕事をしなければいけなくなります。さらに一対一で店以外の場所に行くことになるため、お店の黒服などのフォローもなくなり、全て自分で対処する必要があるのです。
アフターは断りにくい
アフターは、キャバクラなどのお店が閉店した後にキャストとお客様が一緒に飲食や遊びに出かけるシステムです。お店が終わった後で、キャストが自由意志で行うものですが、お金を落としてくれる太客や常連さんなどに誘われると断りにくいこともあります。 アフターは特にお店から勧められるものでもありませんし、ポイントやキャッシュバックの料金が発生するものでもありません、そのため、どちらかと言うと断りたいキャストが多いものです。 しかし、フリーになったキャストと遊びたいというお客様は多いため、お誘いは尽きません。また、アルコールの酔いもあってか、食い下がるお客様も多くなります。
アフターと同伴は大きな違いが
アフターも同伴もどちらもお客様とキャストが店外で会うものを指していますが、その二つには大きな違いがあります。アフターでは料金が発生せず、キャストへのバックもありませんが、同伴では同伴料や指名料などの料金がかかり、キャストも収入やポイントを手にすることができます。また、お店側もアフターはメリットがありませんが、同伴なら客を確保できるメリットがあります。
アフターは同伴よりもリスクが?
アフターはただ単純に「大変だし儲けにもならない」というだけでなく、さまざまなリスクを持っています。同伴と比べてもそのリスクは大きくなり、キャストが嫌がるだけでなくお店側でもアフターを避ける傾向があります。 アフターではお客様がキャストを連れてお店を出ることができるため、お店に行くための同伴よりも危険が付きまといます 。長時間拘束されたり、ホテルなどに誘われても、同伴なら「お店に行かなきゃ」という理由が成立しますが、アフターではその理由が使えません。そのため、アフターではキャストを口説いたり、強引にエッチな下心をかなえようとする男性客が増えやすくなります。
リスクの原因NO.1は男性の下心
アフターでは、スマートに軽く飲んだり食べたりして、そのまま帰宅させてくれる人もいますが、キャストにお酒を飲ませて「お持ち帰り」をしようなどと考える人も多いものです。 基本的に、男性客がキャバクラに来店するのは、可愛い女性と楽しく交流したいためです。その楽しみ方にもいろいろあるようで、会話で盛り上がりたいという本来のキャバクラの目的以外を考えている人もいます。 男性の中にはキャバクラで働く女性を軽視している人もいますし、「キャバ嬢なら誘っても平気かな」と考えて誘う人も多いのです。
アルコールで気が緩みがちなアフター
同伴の場合にはお店の前に会うため、お客様もキャストもしらふの状態ですが、アフターではどちらもアルコールで酔っぱらっていることが多くなります。キャストはともかくお客様は、酔いに任せて気が大きくなる人もいるでしょう。また、キャストの中にも、飲んでいることで気が緩んでいたり、冷静な判断ができない状態でアフターに着いて行く人もいます。 しらふ、もしくはほろ酔いでは冷静でスマートだったお客様でも、お酒の飲みすぎで変貌する可能性があります。一対一の気安さプラスアルコールという状況は、いつもの店内とは違ったアクシデントを起こしやすいのです。
同伴より危険なアフターを乗り切る!
アフターは同伴よりもリスクの高いものですが、アフターをすることでお客様との関係が良くなることもあるので、全てシャットアウトすることはできません。アフターでのメリットがキャバ嬢にないことは承知というお客様も多いので、付き合ってもらったことを機会に好意的になることもあるようです。 ただし、メリットのないアフターに付き合ったことを誤解して、恋人気取りになったりストーカー化したり、また、外で会えるため店に来なくなる恐れもあります。そのため、自己防衛しつつ程よく好意を持ってもらえるように工夫することが必要です。
アフターでは友達営業を心がけて
アフターではアルコールと自由な雰囲気で、下心たっぷりの誘いを受けやすくなります。そのため、できるだけ恋人っぽいムードを出さずにサッパリと明るい雰囲気で過ごして「そっち方面」の話題にならないように注意しましょう。 友達営業というのは、キャストとお客様が友人関係のように振舞う接客方法です。楽しく盛り上がったり、時には相談に乗ったり相談したり、恋愛ではなく信頼や共感で人間関係を築きます。こうした信頼関係ができるとお客様もアフターだからと言って下手に誘いをかけにくくなります。 下ネタを振られたら、明るく制止して他の話題を振ったり、一生懸命やっていることや夢の話などを話題にしてみましょう。
上手に誘いをかわして
アフターではキャスト自身が自分の身を守る必要があります。しかし、それで関係が壊れてしまったら、お互いのためにならないため、お客様に嫌がっていることを悟られないように誘いを断ることが大切です。アフターには適度に参加しつつ、それ以上の関係を求められた時には「ヒラリ」と加齢に身をかわして、よい関係を築きましょう。 また「家まで送るよ」というケースもありますが、信頼関係が確立されていない場合は、自宅を特定されないよう「また今度ね♪」とか「一緒に帰ろうと約束した友達からまだ連絡が来ないからもう少し待ってみる…」などうまく交わしましょう
アフターを良い関係作りに生かして
アフターは自由ですが、あくまでもキャバ嬢であることを忘れてはいけません。仕事の一環と考えて、お客様に甘えすぎないように注意しましょう。良い対応ができれば、アフターに付き合ってくれたという気持ちも手伝って、お客様の好感度をアップさせられます。 アフターではお客様は色々なお店に連れて行ってくれます。自分ではなかなか行かない高級なお店に連れて行ってもらえることも少なくありません。 だからと言って金額を気にせずここぞとばかりに高額なものばかり頼むのはやめましょう。特に最初のアフターでは、遠慮しない子だと思われて次回のアフターのお誘いはもちろん指名もなくしかねません。
アフターは同伴よりも大変だけど
アフターは同伴と比べてメリットも少なく、大変そうに思えます。しかし、これを成功させることができれば、そのうち指名や同伴につながるチャンスにもなります。 アフターは嫌だからと言って同伴ばかりを求めるのではなく、どちらもバランスよく取り入れてお客様との関係を築きましょう。