水商売の職業病!?ツライ二日酔いにお勧めの薬&対策11選

キャバ嬢やホステスなど、お酒の相手をつとめる接客業は、お酒を飲んでナンボ、というところもありますよね。

その場では楽しく盛り上がるからいいけど、次の日が辛い…とお悩みの方も多いのでは?

そんな頑張る水商売の皆さんにお勧めの、二日酔い対策についてご紹介していきます。

そもそも二日酔いとは?


私たちがお酒を飲むと、アルコールからまず「アセトアルデヒド」という物質に代わります。肝臓から複数の種類の分解酵素が出て、アセトアルデヒドを無毒化し、酢酸や二酸化炭素、水に分解されます。分解酵素の量と、アルコールの量のバランスがちょうどよければ、アルコールはすべて分解され、翌日もスッキリと朝を迎えることが出来ます。

しかし、分解能力を超える量のアルコールを摂取してしまうと、アセトアルデヒドが分解されず、体内に残ったままになります。

二日酔いとは、このアセトアルデヒドがまき散らす毒素によって起こる症状です。

実は、アルコールを分解するための酵素は、人によって量が決まっており、その量でお酒に強い・弱いが決定します。

日本人は、アルコールの分解能力が弱い又は分解出来ない人が40%以上を占めており、どちらかというと「お酒に弱い人種」であるとされています。

どんどん飲めば、アルコールに対して耐性がつくので、お酒に強くなったような気になりますが、肝臓に無理を強いていることになりますので、身体によいとは言えません。

二日酔いの予防対策


 翌朝の辛い二日酔いを避けるためには、飲むときから肝臓に負担をかけすぎないよう、注意することが大切です。

①食事と一緒に摂る

「駆け付け一杯!」と空きっ腹に飲む人がいますが、これはよくありません。アルコールは胃腸にとっては刺激物ですので、消化器全体への負担を強くしてしまいます。

お店の場合、最初の乾杯は仕方ないとしても、その後は出来ればフードと一緒に飲むようにするだけで全然違います。

あるいは、始業前に少し胃に入れておくといいかもしれません。

②合間に水を飲む

アルコールを摂ると、分解するために大量の水を必要とします。どんどん飲んでいるように見せかけながら、合間にお水を挟むようにすると、脱水状態を防ぐことが出来ます。

アルコール濃度も薄まるので、後に残さないためにおすすめの飲み方です。

③酔いを醒ましてから寝る

水商売だと帰宅が遅くなることもあり、なかなか難しいかもしれませんが、寝る前に十分酔いを醒ましておく方が、次の日に響きません。

アルコールを飲んだ後、二日酔いで頭が痛くなるのは、睡眠を十分に取れないことも影響しています。アルコールが入ると、寝つきはよくなるのですが、覚醒作用があるため、眠りが浅くなってしまうのです。

くれぐれも家に帰ってから飲み直しなどはせず、水分を十分にとって、ある程度酔いを醒ましてから寝るようしましょう。

④睡眠を十分とる

上の項目と連動しますが、二日酔いの予防には、睡眠が足りていることが一番です。

よく眠れるよう環境を整え、出来るだけ早く寝てしまいましょう。
寝る前にベッドでスマホチェックしていたり、深夜までテレビを見ていてはダメですよ。

二日酔いだったときの対策


朝起きた途端襲ってくる二日酔い……最悪な気分になりますよね。

吐き気、むかつき、頭痛、めまい、食欲不振など、人によって症状は様々ですが、それも全部体内に残ったアセトアルデヒドの仕業です。

一刻も早く爽快な気分を取り戻すためには、体内のアルコール成分の排出を促すより他ありません。

①スポーツドリンクを飲む

ポカリスエットやアクエリアスなどのスポーツ飲料は、運動後、水分と同時にナトリウムなどのイオンも失われた状態の身体に水分補給をするのに効果的なドリンクです。実はこの状態、飲酒後の身体も同じなのです。

アルコールの分解に疲れた身体は、水分とイオンとを失った状態です。ミネラルウォーターよりは、人の水分の組成に近いスポーツドリンクを飲んだ方が、水分補給に効果を発揮します。

水商売でお酒をよく飲む人は、冷蔵庫にスポーツドリンクを常備しておくといいかもしれません。

②しじみの味噌汁を飲む

「飲んだ翌朝にはしじみの味噌汁」とは、昔から言い習わされてきたことです。しじみに含まれるオルニチンや亜鉛・鉄分などは、肝機能を助け、二日酔いに効果的であることは、近年の研究からも明らかになってきています。

二日酔いで食欲がなくても、温かい味噌汁なら喉を通りやすいでしょう。優秀な発酵食品である味噌も、弱った胃腸を正常に整える作用があります。

味噌汁を作っておく時間がなければ、フリーズドライやインスタントをストックしておくのもアリだと思います。

③コーヒーを飲む

頭がズキズキするようなら、コーヒーでカフェインを摂るのがおすすめです。二日酔いによる頭痛は、血管の収縮が原因で起こります。カフェインには、血管を拡張するはたらきがあるので、頭痛の緩和に役立つのです。二日酔いではなく、偏頭痛にも効果がある場合があります。

また、カフェインの覚醒作用は、どんよりした頭をスッキリさせてくれる作用があります。コーヒーには利尿作用もあるので、アルコールを早く体外へ排出するのにも役立ちます。

コーヒーを飲めない人は、同じくカフェインを含む緑茶や紅茶でもOKです。

④梅粥を食べる

食欲がなくても、梅干しを見るとちょっと食べたい気持ちが復活すると言う人も多いのでは?

梅干しに含まれるクエン酸は、疲労から身体を回復させてくれるはたらきを持っています。さらに、ピクリン酸という成分が、肝機能の活性化を助けます。

食欲に問題ないなら、梅干しのおにぎりでもいいでしょう。胃腸が疲れたと感じるなら、お粥と梅干しで食べると、お腹に優しいメニューとなります。

食欲がないまま食べずにいると、胃腸が動かず、アルコール分を含んだ消化物が排泄されないので、出来るだけ食べて、毒物の排出を促すようにしましょう。

二日酔いに効果的な薬


では、二日酔いに効果のある薬&サプリをご紹介します。

①オルニチンのサプリ

オルニチンは、しじみに含まれるアミノ酸の成分です。有効成分を取り出して濃縮したものをサプリとして販売しています。「しじみ○個分の有効成分!」という謳い文句を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

健康食品なので、効き目は穏やかですが、毎日飲む習慣をつけていれば、肝機能の補強に効果がありそうです。

②深海鮫の肝油サプリ

深海鮫の肝油に含まれるスクアレンという成分が、肝機能を高めて、アルコールの分解を助けます。

1パックで2000円超と少々お高いのがネックですが、二日酔いの予防にも、飲んだ後にも、かなりの効果を発揮します。

多少高くてもOK、という方には、是非常備をお勧めします。

③ビタミンB群

アルコールを分解した後は、ビタミンB群が欠乏した状態になっています。そのため、サプリで補うと、アルコールの影響から早く回復することが出来るのです。

ビタミンBを含む薬として有名なのが、日邦薬品工業が販売している「ミラグレーン錠」。二日酔いの特効薬として、水商売の人の間で絶大な信頼を誇っているようです。

④ビタミンC

アルコールの代謝と共に失われるのは、ビタミンB群だけではありません。ビタミンCも同様です。お酒のおつまみに枝豆が推奨されているのは、枝豆がたんぱく質とビタミンCを同時に含む優秀な食材だからです。

ビタミンCを補うための薬・サプリも、二日酔い対策で有効なものがあります。有名どころは「ハイチオールC」ですね。「美白対策」と宣伝されているので、お肌のための薬だというイメージが強いですが、この薬の売りであるL-システインという成分は、肝臓の解毒作用を高め、アルコールの排出にも効果があると同時に、肌の再生・シミの修復にも役立つ成分なので、女性にとっては一石二鳥とも言える薬です。

現在は、価格がやや安いジェネリック医薬品も出ています。

⑤牛黄(ゴオウ)

牛黄は漢方薬の一種で、牛の胆石から作られたものです。肝機能を保護し、脂肪の分解を促進します。胃腸のはたらきをよくする作用もあります。

牛黄を含んだ二日酔いの薬としては、その名もズバリ「牛黄カプセル」という商品があります。キャバ嬢やホストがこぞって愛用する人気の薬です。

上に挙げたミラグレーン錠にも、牛黄が配合されています。

⑥ソルマック

大鵬薬品の有名商品です。カテゴリとしては胃腸薬になり、タウリン、ウコンを始め、二日酔いを治すための有効成分がバランスよく配合されています。

美味しいものではありませんが、二日酔いに悩まされる朝に服用すれば、かなり即効性はあります。

⑦五苓散(ゴレイサン)

これも漢方薬です。5つの生薬が配合されており、利尿作用によってアルコールの体外への排出を促し、血行をよくして頭痛やめまいなどの症状を和らげます。

色々なメーカーから販売されていますが、ツムラの「五苓散料」が有名です。

二日酔いの薬を飲むときの注意点


二日酔いによく効く薬を飲むときには、いくつか注意も必要です。

上に挙げた商品の中には、パッケージに「第2類医薬品」「第3類医薬品」と表示されているものがあります。これは、どちらがより効き目があるということではなく、副作用のリスクや、相互作用のリスクにより定められている分類法です。

薬を飲む際には、効果がある=強い薬であるということを認識しておかなければいけません。効果があるということは、副作用の可能性がゼロではないということです。

医薬品のCMで、「用法・用量を守って正しくお使いください」と必ず言いますが、それはどの薬を使用するときにも気をつけなければならない点です。

二日酔いの薬とは言え、医薬品には違いないので、効能書きは必ず目を通し、適切な使い方を守るようにしてください。

また、薬とアルコールを同時に摂取することは危険です。必ず、飲む前か飲んだ後に薬を服用するようにしましょう。

実は効果がない二日酔い対策


ところで、これまで二日酔いに効果があると信じられてきた対策のうち、実際は効果がなく、かえってマイナスになってしまうものもありますので、ご紹介しておきます。

①お風呂・サウナで発汗→NG!

以前は、アルコールを水分として排出するために、お風呂やサウナで汗を流すように、と言われていましたが、現在では否定されています。

汗をかいても、アルコールを含む水分は排出されません。また、アルコールの分解には水分が必要なので、汗をかくと、かえって水分不足から脱水状態を招いてしまうのです。

二日酔いで起きた朝は、お風呂で汗を流すのはやめておきましょう。

②ウコン

ウコンドリンクは、一時非常に流行しましたが、二日酔いになった後でウコンを飲んでも、即効性は期待出来ません。

常用し、肝機能を少しずつ補強する体質改善の効果はあるかもしれません。

毎日大量に飲酒する水商売の人たちの間でも、ウコンドリンクが効いた!という意見はあまり見かけませんでした。

③迎え酒→絶対ダメ!!

お酒の強さを誇る人が、「二日酔いには迎え酒が一番!」などとうそぶく場合がありますが、本気にしてはいけません。
 
の晩に飲んだアルコールの影響が抜けきらないうちに、またアルコールを体内に入れることは、肝臓や膵臓を酷使し、身体を弱らせるだけです。

そもそも、本当にお酒に強ければ、飲んだアルコールはすべて分解出来ているはずです。つまり、二日酔いになっている段階で、「お酒に強い体質とは言えない」ということです。

このように、無理な方法でいたずらに肝臓を酷使すると、肝機能障害が起こったり、アルコール依存症になったりする恐れが強くなります。

肝臓は、人体の臓器の中で一番大きく、黙って仕事を続ける働きものですが、文句を言わない代わり、自覚症状が現れたときにはもう遅かった、ということもあり得るのが怖い点です。

症状がまったくないからと言って過信せず、肝臓を適度にいたわりながら、無理のない飲み方を心がけてください。

まとめ:予防&対策バッチリで楽しいお水ライフを!


いかがでしたか?

お酒を飲むのが仕事とも言える水商売、自分に合った二日酔い対策を見つけることで、連日の飲酒の負担もぐっと減るかもしれません。

二日酔いを出来るだけ抑えて、美味しいお酒を楽しんでくださいね。