常に大金を手にしているイメージのあるキャバ嬢の仕事ですが、実際に働いてみると、そこまで羽振りのいいキャストはごく一部であることが分かります。
キャバ嬢には持ち出しも多く、急な支出で、手持ちのお金が足りなくなる、なんていうことも珍しくはないのです。
そんなとき、カードローンやキャッシングを利用できると、非常に便利です。キャバ嬢がカードローンを利用する際の注意点など、詳しくご紹介します。
「キャッシング」と「カードローン」の違い
手元のお金だけでは足りなくなったとき、お金を借りるためのシステムが「キャッシング」又は「カードローン」です。
「現金を融通する」ものとして、両方を区別せずに説明しているサイトも多いですが、一般的には、クレジットカードに付帯しているキャッシング機能を利用して、ATMやCD(キャッシュ・ディスペンサー)からお金を借りることを「キャッシング」と言います。
一方カードローンは、銀行や信販会社などが発行するカードを使ってお金を借りる仕組みです。
キャッシングが一時的な利用であり、返済も一括で返すのに対して、カードローンは分割で返していくという違いがあります。
急な支出の予定が出来、給料が入ったら返せるという場合はキャッシング、高額なものを買う予定が出来たときにはカードローンなど、それぞれの必要性に応じて使い分けるケースがほとんどです。
キャッシングの方が金利が高いことが多いですが、最近では金利を低く設定しているクレジットカードもありますので、一概には言えません。
どちらにしても、一度カードを作っておくと、何度でも利用出来ます。そのときの収入状況によっては、審査に通らないこともありますので、作れるときに作っておくとよいでしょう。
カードローンを利用するのに必要な事柄
カードローンを利用するには、まず審査に通らなければなりません。
カードローン用のカードを作る場合も、クレジットカードを作る場合も、必要とされる事柄はほとんど同じです。
①所得証明
一番重要なのは、「安定した収入があるかどうか」です。
キャバ嬢の場合、成績によって収入が変わってくるため、「安定していない」とみなされるケースもあります。が、一定の売上をキープしている場合は、そのことを証明出来ればOKです。
②勤務先の在籍確認
必ずチェックされるのは、申請時に記入した勤務先に本当に在籍しているかどうかです。きちんとした会社が書いてあっても、虚偽である場合もあるからです。
カード会社に申し込むと、会社から勤務先に電話がかかってきます。カード会社の者であるとは名乗らず、「○○さんはいらっしゃいますか?」とあなたの名前を確認します。
このとき、源氏名で対応してくれるカード会社もあります。念のため、お店の方に「こういう電話がかかってくるかも」と伝えておくといいでしょう。
お金を借りるためのカードの審査だと知られたくなければ、「クレジットカードを作る」と言っておけば、大抵通ります。審査の過程は同じなので、バレる心配はありません。
③過去の借入がないか
過去に他社からお金を借りていないか、個人の信用情報が調べられます。もし、現在他社からも多額の借入がある場合は、審査に通るのは難しくなります。
今のお店で安定した収入を得ていて、初めてカードローンを利用するなら、その点は心配いらないでしょう。
④本人確認書類
免許証、パスポート、マイナンバーカードがあれば、本人確認のための書類として使えます。
他人名義でカードローンを組むことは出来ません。
水商売をしている人がカードローン審査を通るには?
キャバ嬢をはじめ水商売をしている方だとカードの審査に通らないのでは?と心配になる方も少なくないでしょう。しかし、一定のお店にきちんと出勤して、水準以上の収入がある人なら、審査に落ちることはあまりないと言っていいでしょう。
審査の通過率を上げるために、気をつけるべきポイントを次に挙げます。
①審査の厳しくないノンバンク系を利用
カードローン会社は、銀行系と消費者金融系があります。銀行系は、一度通れば金利が低く、使いやすいメリットがありますが、審査が厳しめなのが特徴です。
大手の消費者金融系は、金利はやや高めですが、審査には通りやすいことが多いです。
②お店に週3~4日以上出勤している
専業キャバ嬢で、週に3~4日以上出勤しているなら、安定して勤めているとみなされるので大丈夫です。
派遣で様々な店を転々としていると、収入が安定していないとみなされ、審査に通らないことがあります。
③収入を証明できる
所得を証明出来るものを提出しなければなりません。源泉徴収票があればベストですが、出してくれない店も多いですよね。
給与明細があれば、コピーを提出すればOKです。ない場合も、特定の振り込み先から毎月一定以上の振込があれば、安定収入の照明になる場合があります。
web申込で即日融資可能
カードローンを利用するメリットは、なんと言っても融資までのスピードです。
今は、ほとんどのカード会社がwebサイトを持っており、インターネット上から審査の申し込みが出来ます。
①審査申込
氏名、住所、年齢、勤務先、年収などのほか、住んでいる場所の形態(持ち家か賃貸か)なども聞かれます。記入の際には、虚偽のないよう、すべて正直に書き込みます。
送信後、ほぼ30分程度で審査の結果が返ってきます。融資OKとなれば、勤務先に在籍の確認のための電話がかかってくるのは、先ほども書いた通りです。中には、電話確認なしで「webのみで完結」を謳っている会社もあるので、そちらを利用することも出来ます。
ネット申し込みは24時間対応可能ですので、時間が不規則なキャバ嬢にもうってつけです。
②カードの受け取り
無事契約が済み、カードを受け取る段階となると、店頭か無人契約機、あるいは郵送のどれかを選ぶことになります。
急ぐのであれば、近くの無人契約機に行くのが一番早いでしょう。
そこまでわざわざ足を運ぶのが面倒なら、郵送を選択し、カードが届いてから使うことが出来ます。
三井住友銀行の口座を持っている場合、プロミスに申し込むと、「口座振込」を選択出来ます。カードなしで、口座に直接金額を振り込んでくれるので、一番面倒が少なくて済みます。
一度カードを作れば、借りたいときにいつでも借りられるようになるのがメリットです。
③最初の借入金額は10~20万ほど
初めてカードローンを申し込む場合、100万近いような大金を借りようと思っても、ほぼ不可能と思っておく方がいいでしょう。
各カード会社は「上限500万まで可能!」などと広告に記載していますが、借りることの出来る金額は、借りる→返済するの実績を積み重ねることによって上がって行きます。
貸す方の立場で考えてみると、よく分かりますよね。いきなり「100万貸して下さい!必ず返します!」と言われて、貸せますか?まずは10~20万程度にしておこう、と思うのが人情です。
何度か利用があり、その都度綺麗に返済していれば、信用を得られ、貸付可能金額も上がっていくのです。
借りられるお金は、収入の状況に応じてカード会社が決めるので、一概には言えませんが、最初に借りることが出来るのは10~20万程度と思っておくといいでしょう。
④出来れば余裕を持って申し込む
多くのカード会社が「即日融資可能!」と謳っています。それは事実なのですが、申し込みの際は、色々と確認しなければならないことがあったり、書類が揃わなかったりと、予想以上に時間がかかるものです。在籍確認などで、審査がすぐに済まない場合もあります。
初めてカードを作る場合には、前もって2~3日程度を想定し、早めに申し込むことをおすすめします。
キャバ嬢がカードローンを組むのに注意すべき点
今は、誰でも簡単に利用出来るカードローンが増えましたが、「借金」であることには違いありません。
使い方を間違うと、大変なことになります。
キャバ嬢がカードローンを組む際、是非気をつけてほしいポイントを次に挙げます。
①信用できる会社を選ぶ
お金を借りるときには、どうしても金利が気になりますよね。しかし、カード会社を選ぶ再重要ポイントは、「信用出来る会社かどうか」です。
大手銀行や、プロミス・レイク・アコムなどの大手消費者金融会社は、法律に基づいてクリーンな業務を行っています。金利も返済期限も最初からハッキリしているので、安心して借りることが出来ます。
審査が甘く、すぐに借りられるような貸金業者には気をつけなければなりません。名前を聞いたこともないような小さな会社なら、違法業者である可能性が高くなります。
現在は総量規制といって、収入の1/3までしか借りることが出来なくなっています。返済能力を超えた金額を貸しつけても、返済が不可能となり、貸す方にも返す方にもデメリットが大きいからです。
そこのチェックが甘く、最初から大きな金額を審査なしで貸してくれるような業者は、違法営業をしているとみて間違いないでしょう。こういうところから借りると、契約になかった高額の金利を要求されたり、違法な取り立てをされたりと、トラブルに巻き込まれかねません。
カードローンを組むなら、テレビCMで名前を聞いたことがあるような、大手会社にしておく方が無難です。
②返済計画をきちんと立てる
キャッシングにせよ、カードローンにせよ、返済可能なプランがあって初めて利用できるものです。
あてもないのに借りてはいけません。
また、本当は50万円必要なのに、ちょっと色をつけて70万円ほど借りる…といったような借り方もおすすめできません。当座はよくても、それだけ金利も増えるので、返すのが大変になります。
きちんと返済計画を立て、その範囲内で借りるなら、カードの審査にも通りやすくなりますよ。
③複数から借入しない
「最初は大手銀行系、2社目は消費者金融で」などと勧めているサイトもありますが、基本的にカードローンは一社に限定しておくべきです。
複数を利用していると、1社目のローン返済のために2社目から借りる…などという自転車操業になりかねません。
また、借り入れの履歴は、あなたの信用情報として記録が残りますので、今後まとまったお金が必要になったときなど、審査の場面で不利になることも考えられます。
履歴をクリーンにしておくという意味でも、カード会社は一社のみにしておきましょう。
④アリバイ会社は利用しない
水商売の店の中には、アリバイ会社と提携しているケースも存在します。アリバイ会社とは、架空の会社名義で給与明細を発行したり、在籍確認の電話対応をしたりする会社です。
当たり前ですが、アリバイ会社の利用は違法です。もしアリバイ会社を利用することでカード審査に通ったとしても、その後バレたら、詐欺罪に問われる可能性が高いです。
実際、アリバイ会社を利用してローンを組もうとした人が、詐欺罪で逮捕され、起訴されたケースがあります。
お店側が「大丈夫!」と言ったとしても、そのような違法業者は利用しないでおきましょう。
⑤作れるときに作っておく
以上見てきたように、カードローンを組めるカードは、一度作っておくと何度でも利用出来る便利なものです。
審査を通過するには、お店に長く勤めており、安定した収入を得ている、一番いい状況のときに作っておくのがおすすめです。
キャバ嬢の場合、お店で入れ替わりも激しく、職業としては「収入が安定している」と見なされない傾向が強いですよね。実際、お店を頻繁に変わったり、いいときと悪いときの収入差が激しかったりと、苦労するキャバ嬢も大勢いるのが現実です。
急にスマホが壊れたり、家の中の設備に修理が必要になったりと、急にお金が必要になる場面は誰でもあるもの。あるいは、事故に巻き込まれて怪我をする、といったようなアクシデントに見舞われることもあるかもしれません。
不測の事態に備えて、カードを作っておくと、いざというときに強力な切り札となります。
作れるときにカードを作っておくことを強くおすすめします。
まとめ:カードローンはキャバ嬢の強い味方
「いざというとき」は誰にでも訪れます。作れるときにカードを作っておく、そして稼いだお金は貯金しておく。この二枚立てをバックに、ハッピーなキャバ嬢ライフをエンジョイしてくださいね。