ガールズバーで働く際、面接の後、まずは「体験入店」でお試しすることになります。面接で選ばれることも大切ですが、働く側として、お店や雇用者を見きわめる目も必要です。 働きだした後に「こんなはずじゃなかった!」とならないために、体験入店でチェックすべき点をご紹介します。
まずは面接!
一番最初は、お店に電話かメールで応募の連絡をします。すると、まず「面接に来てください」となります。
面接に合格すると、体験入店へと進むことが出来ます。
①面接で受かるためのポイント
ガールズバーの面接は、気さくでゆるい雰囲気で行われることが多いです。他の人に聞くと、「よっぽどじゃない限り受かるよ!」と言われることも。
でもやっぱり、落ちてしまう人もいるので、応募するからには合格するよう、いくつかのポイントに注意しましょう。
1)履歴書
履歴書は、ちゃんと綺麗な字で書きましょう。規定どおり、黒いボールペンで書くのがいいでしょう。
最近は、スマホで自撮りしてそのままプリントアウトできる写真もありますが、合格率を高くしたければ、きちんと可愛く撮ってもらった写真を使った方がいいでしょう。
2)受け答え
面接では、お店側としても出来るだけいい子を取りたいと思っています。けれど、それに合わせて優等生ぶる必要はありません。
面接は、お互いのマッチングが目的です。どんな働き方をしたいか、自分の希望があれば、正直に言う方が喜ばれます。
3)ガールズバーの面接で聞かれる質問
ガールズバーの面接で聞かれる質問は、主に以下のようなものです。
○このお店を選んだ理由は?
○週にどの程度入れますか?
○お酒は飲めますか?
○通勤時間はどれくらい?
○これまで、ガールズバーやキャバクラで働いた経験はありますか?
などなど。
経験者には、
○在籍期間はどれくらい?
○前の店での時給はいくらだった?
○呼べるお客さんはいる?
といった質問をされることも多いようです。
質問にはハキハキと答えていれば大丈夫。
受け答えに問題がなく、トークが出来そうと思われれば、採用に至るケースがほとんどです。面接の始めと終わりには、きちんと挨拶しましょう。
②面接時の服装
ガールズバーの面接に行くときは、普通の私服で構いません。
ただ、お店の雰囲気に呑まれて気後れしたりしないように、自分としても自信の持てるスタイルで行くと、態度にも現れて通りやすくなるかもしれません。
③面接後の連絡
ガールズバーの場合、面接後はその場で採用かどうかが分かるケースがほとんどです。
「後日連絡します」と言われたら、落ちている可能性が高くなります。 一週間経っても連絡が来なければ、不採用だったと判断してよいでしょう。
落ち込む必要は全くありません。お店の雰囲気とあなたがマッチしなかった、というだけのことです。
また、面接の結果を早く聞きたいだろう女の子を待たせた挙句、連絡しないような不誠実なお店では、働かない方がいいです。
割り切って、次を探しましょう。
体験入店の注意点5つ
面接に無事通り、「じゃあ体験入店に来て」と言われたら、以下のことを守りましょう。
①時間厳守
どんな仕事も、時間は必ず守らなければなりません。体験入店の段階で遅刻してしまうと、「時間にルーズな子だ」という印象を与えてしまいます。その後の採用に影響してきますので、時間は絶対に守りましょう。
行き慣れない場所に行くときには、前もって場所とルートを調べておきましょう。公共の交通機関を利用する場合、事故で遅延することもあり得ます。
そうしたアクシデントは、遅刻の言い訳にはなりません。必ず時間までに到着出来るよう、余裕を持って行動しましょう。
②挨拶
挨拶も仕事の基本です。特に、初めて会う人たちにとっては、最初の挨拶があなたの第一印象を決めます。
初めての場所では、つい遠慮してしまいがちですが、そこは思い切って、元気に挨拶しましょう。
「初めまして」「よろしくお願いします」「お世話になります」などの挨拶は、必ずするようにしましょうね。
③服装
面接は普段着でOKですが、体験入店となると、初心者とは言え接客することになります。仕事で通用するような服装をチョイスしましょう。
ガールズバーでの服装は、よく「デートに行くような服装」と言われます。女性のお客さんもいますが、やはりガールズバーに来るお客さんは男性客がメインです。
男性受けのよい、可愛い恰好をする方がよいでしょう。
体験入店では、他の子の服装もチェックして、雰囲気に合わせるようにするといいと思います。
④メイク
ガールズバーの仕事には、メイクも必須です。すっぴんで接客する人は、多分いません。
夜の仕事になるので、店内も照明が暗めです。少々くっきりしたメイクにしないと、顔が沈んでしまったり、地味な印象になってしまいます。
アイメイクや付け睫毛を利用して、目鼻立ちをはっきりさせるメイクの方が、華やかになります。
もっとも、けばけばしいと感じられるほど濃い化粧は逆効果なので、ほどほどに。
⑤接客
体験入店の女の子と、その店のスタッフとして働く子とでは、キャリアもスキルも差がありますが、お客さんからすれば、見分けはつきません。また、どうでもいいことです。
体験入店だろうと、お金を貰うからには、時給分の仕事をしよう!という気持ちではたいてください。
分からないことは、素直に先輩スタッフに聞きましょう。もしあなたが別の店での経験があったとしても、その店ではまったくの新人です。比べたりせず、素直に指導に従いましょう。
お客さんには、「体験入店です」とは言わない方がいいです。一日だけの子かなと思われてしまうからです。
それよりも、「まだ入ったばかりで…」などと言っておく方がいいですね。経験の浅いことを正直に告白しつつ、今後もこの店で働く意欲があることを、店長や周りのスタッフにもアピール出来ます。
初めてのお店では緊張してしまうかもしれませんが、出来るだけお客さんと積極的に話すようにしましょう!
慣れればスムーズにトーク出来ますし、楽しく話すことが出来れば、その後にも繋がります。
体験入店でチェックすべきポイント5つ
ガールズバーで、お店側はなぜ体験入店のシステムを設けているのでしょうか?
それは、女の子にお店の雰囲気や仕事の回し方を見てもらって、正式に採用された後になって「思っていたのと違う…」と思われないようにするためです。
お店としても、女の子に気分よく働いて欲しいと思っているのです。
そのためには、体験入店のときにしっかりチェックして、自分の中の疑問や違和感を解消しておく必要があります。
①雰囲気
ガールズバーの店舗はたくさんあります。雰囲気は、そのお店によって全く異なります。まずは、「自分に合った雰囲気の店で働くこと」これが大事です。中に入ってみなければ分からない実情は色々とあるものです。
例えば、お酒が好き、オシャレも好きで、男の人とノリよくトーク出来る自信がある人は、ガールズバー向きの性格と言えるでしょう。でも、その人の年齢が25歳だったとして、お店の平均年齢が20代前半なら、お店全体からは浮いてしまうかもしれません。
また、ノリがよく元気な子は、お客さんの年齢層が高めで、全体に静かな雰囲気のお店だと、自分の長所を生かしきれない可能性が高いですよね。そうした店では、清楚な雰囲気の女の子が好まれます。
自分の長所を活かすことが出来て、のびのび働けるお店に巡り合えば、仕事だと思えないくらい楽しく働くことも可能です。
雰囲気は、是非体験入店でじっくりとチェックしてください。
②募集要項の条件
ガールズバーで仕事を始めた後に一番よく出てくる不満が、
○求人に時給2500円と書いてあったのに、入ってみたら時給1500+ドリンクバックだった
○時給3000円という条件を見て募集したら、実際は1800円+バックだったので辞めた
というもの。
募集要項には、お店も出来るだけ高額の時給を載せて、応募者を増やそうとします。上記のお店も、もしかするとスタッフの平均時給が2500円なのかもしれないし、「2500円も可能です」という意味なのかもしれません。本当は、最低時給も記すべきですが、そうしないお店も多いのが実態です。
一方で、求人に記載した条件どおりのお店も多数あります。正直で良心的なお店かどうかも、体験入店のときに見極めましょう。
③常勤スタッフの在籍期間
以前から入っている先輩スタッフと仲良くなって、「ここでどれくらい働いているんですか?」と聞いてみましょう。
1年以上の人が多く、数年単位で働いているスタッフも少なくないのであれば、その店は女の子がいつく店=働きやすい店である、と判断出来ます。
一方、1年以内の人しかいない、「先月も○人辞めた」というようなお店であれば、女の子がいつかない何かがあると見ていいでしょう。
あからさまに探りを入れると警戒されるかもしれないので、「出来るだけ長く働きたいと思ってるんですけど、私につとまるかどうか…」と、控えめな態度で聞いてみましょう。
スタッフの仲がいい店なら、まず間違いないです。
④店長の人柄
なかなか難しいかもしれませんが、出来れば、店長がどんな人なのか、よく観察してみましょう。
お店の雰囲気は、その店長の人柄を映し出していることが多いものです。
温かい人柄の店長のもとなら、和気あいあいとした雰囲気が生まれます。一見人当たりがいいように見えても、裏表のある性格の店長だと、お店の中もギスギスしがちなものです。
この人の下なら楽しく働けそう、と安心してお仕事に励みたいですよね。
⑤立地条件
ガールズバーの仕事で稼ごうと思ったら、そのお店が儲かっているかどうかも重要ですよね。お客さんの入りがよいかどうかは、立地条件が大きく影響します。
繁華街にあるか、交通の便利なところかどうかなど、立地条件もよく見て、働くお店を決めましょう。
ガールズバーの仕事にはこれが大事
ガールズバーの仕事は、難しいものではありません。やる気さえあれば誰でも出来ますが、やはり適性はあります。
ガールズバーの仕事に向いているのは、以下のような人たちと言えるでしょう。
①イヤなことははっきり断れる
まず、最初の面接のときに、自分の希望や条件をはっきり伝えることが重要です。お酒が飲めないのに、採用されたくてそのことを切りだせなかったとすると、ドリンクのノルマがあるような店だと、採用されたとしても働き辛くなってしまいます。
また、急な欠員が出たときや人手が足りないとき、融通を利かせて休みを変えることは、チームワークとして必要でもありますが、イヤと言えない性格だと、欠員が出るたびに押し付けられる、ということにもなりかねません。
ガールズバーの仕事には、割り切りも大事。自分の要求をハッキリ伝えることが出来る人の方が、向いていると言えるでしょう。
②高望みしない
仕事内容の割に高額な時給で働けるのがガールズバーの仕事ですが、周りと比較して金額ばかりに目が行くと、いいお店に巡り合えないかもしれません。
時給3000円の店もあると聞くと、1500円の時給は低く感じますが、コンビニのバイトと比べるとどうでしょうか? ファーストフードのお店も、一生懸命働いて、時給は800~950円といったところが相場です。
ガールズバーの仕事は、カウンターを挟んで接客し、簡単なドリンクを提供して、お客さんと話をするだけです。もちろん、楽しい場面ばかりではないでしょうが、仕事の難易度は低く、コストパフォーマンスは非常にいいと言えるでしょう。
働きやすい、いいお店を探すためには、時給だけに捉われない考え方をしましょう。
③人と話すのが好きかどうか
どうしても人と話すのが苦手、という性格の人は、ガールズバーには向いていません。
慣れれば話せるようになるとしても、ガールズバーは、日々新しいお客さんが来店します。初対面だからといちいち緊張していては、身が持ちませんし、お客さんの指名も貰えないでしょう。
人には向き不向きがありますので、自分の個性を殺してまでこだわる必要はまったくありません。そういう人は、もっと楽しいと思える別の仕事を見つければいいのです。
しかし、人と話すのは得意じゃないんだけど、ガールズバーの仕事が気になると言う人は、もしかすると、隠れた適性があるのかもしれません。実際現場に入ると、人が変わったように生き生きと働くタイプの人もいます。
どちらにしても、気になるなら一度体験入店は行ってみましょう。自分でも気づかなかった新しい一面に出会えるかもしれませんよ。
まとめ:体験入店で自分に合うお店を見つけよう!
ガールズバーの仕事を始めるにあたって、体験入店は、お互いに合っているかどうかを確かめる貴重な機会です。
気になるお店があるなら、どんどん応募して、是非いいお店に巡り合ってくださいね。