キャバ嬢のお仕事は、華やかな身なりで男性客と楽しくお酒を飲みながら稼げるとして人気です。 が、月に何十万何百万と稼ぎ出すことが出来るキャストは、全体のごく一握り。キャバ嬢の仕事は、何かと出ていくお金も多いので、手元に残るのはほんのわずか…という人も少なくありません。 でも、キャバ嬢はやり方ひとつで売り上げを大きく伸ばすことも出来る仕事です。 今ひとつ売り上げが伸びない、お客さんがついてくれないという人は、一度自分の姿勢を見直してみることをお勧めします。
稼げないキャストの特徴1.お客さんの話を聞かない
キャバ嬢の仕事は「接客」です。接客とは、お客さんの話を聞いて、楽しい気分にさせてあげることです。 「話を聞く」って、簡単なことだと思っていませんか? でも実は、「人の話をちゃんと聞く」というのは、技術が要ることなのです。 自分だったら、どうですか? 話をしやすい相手と、しにくい相手がいませんか? 話していて楽しい!気が合う!と感じたら、もっと話していたいと思うし、また会う機会を作ろうとしますよね。キャバクラの仕事は、リピートしてもらうことで成立します。話をして「また会いたい!」と思われなければ、指名には繋がりません。 自分が気持ちよく話を出来たときのことを考えてみましょう。まずは、話を真面目に聞いてくれる相手がいいですよね。そのためには、話している間には目を見ること。適度に「うんうん」などと相槌を打って、「あなたの話をちゃんと聞いていますよ」という雰囲気を醸し出すことです。 ベテランになれば、本心では上の空でも、お客さんに気づかれないよう演技出来る嬢もいるでしょう。しかし、稼げていないうちは、それほどのスキルがまだないのですから、まずは本気で「話を聞く」気持ちで仕事に臨んでみましょう。
稼げないキャストの特徴2.共感しない
楽しく話が盛り上がったと思ったのに、次の指名が来ない…そんな経験があるキャストの皆さんもいるでしょう。 そんなときは、前回の会話の内容を思い出してみましょう。 お客さんの話に、「でも」とか「だって」で反論していませんか?もしやってしまっていたら、指名が取れなかった原因はそれかもしれませんよ。 キャバクラに来る男性客は、基本的に話したがりです。「自分の話をしたい」と思って来るのです。あなたの話を聞きたいわけではありません。 なので、それは違うと感じても、反論してはいけません。反論されると、人は「否定された」または「上から目線でものを言われた」と捉えがちです。 男性客に限らず、人は肯定して欲しい生き物です。何も、お客さんの言うことを全て肯定しろと言っているわけではありません。 共感出来ないときや、理解出来ないときは、「そうなんだー」と感嘆で誤魔化したり、「そういう意見もあるんだ、なるほど」と逃げたり、相手を傷つけない言い方を選びましょう。 外の世界では、何かと否定されることが多い人かもしれません。せめてキャバクラにいる時間は、出来るだけ共感してあげて、楽しい夢を見せてあげよう、くらいの心意気があると、指名に繋がりやすくなるかもしれません。
稼げないキャストの特徴3.会話泥棒
女性がやりがちなのが、「会話泥棒」です。普段の何気ない会話でも、ありませんか? 自分が話をしていたのに、終わらないうちに「あっそうそう私もこんなことが…」と被せてこられたという経験。 話を真剣に聞いているからこそ、連想が働くのでしょうが、話が終わらないうちに会話の主導権を取られると、いい気持ちはしませんよね。 これをしてしまっていると、話しているお客さんはフラストレーションが溜まってしまいます。あの子と話していても疲れる、次は別の子と飲もう…となってしまいますから、気をつけましょう。 最後までしっかり聞いて、的を射た答えを返すのは、会話のキャッチボールになって話が弾みます。これはどんどんスキルを磨いていきましょう。
稼げないキャストの特徴4.顔と名前を覚えない
他のお客さんに連れられて来店した人が、次には一人で来てくれる。よくあるパターンです。 その時、「あのとき○○さんとご来店された△△さんですね!」と話しかけられれば、「覚えていてくれたんだ~」とお客さんもいい気持ちになるというもの。逆に、何度か来店してくれているのに、顔と名前が一致していなければ、指名に繋がる可能性は限りなくゼロに近いと言えます。 水商売の仕事は、顔と名前を覚えてなんぼです。売れっ子キャストは、そのためにメモ帳を作るなど、常に努力しています。顔と名前、出身地、注文したもの、好きな食べ物などくまなく書き込んで暗記しているという嬢もいます。 キャバクラの仕事は、頑張れば高収入を得られますが、楽をして稼げる仕事はこの世にはありません。 稼いでいる人は、必ずそれなりの努力をしているのです。
稼げないキャストの特徴5.気配りが足りない
細やかな気配りは、接客サービスの基本です。気配りが出来ているかどうかで、指名の率にも差がついてきます。 例えば、お客さんのちょっとした変化(ネクタイの色や靴など)に気がついて、すぐに口に出して褒めると、「この子は俺のことをよく見て分かってくれている」と感じてもらえます。 気配りには、普段からよく観察しておくことが大事です。 気配りが苦手…という人は、日頃から売れっ子キャストのやり方をよく見て、真似をしてみるというのも一つのやり方ですよ。
稼げないキャストの特徴6.お金にならないことをしない
キャバ嬢の仕事は、お店での接客だけではありません。指名率・リピート率を上げるためには、メールやラインで営業したり、お客さんとの同伴・アフターもしなくてはなりません。 メールやラインでのやり取りは、それ自体に時給が発生するわけではないので、嫌がるキャストもいます。が、こまめな努力が来店に繋がるのです。気遣いに溢れた可愛いメールが来れば、営業だろうと思いつつ、お客さんも悪い気はしないものです。 同伴やアフターも、キャストにとっては悩ましいところ。営業時間外のサービス労働になりますし、出勤前にあまり飲んだり食べたりされたら、来店時にお店でお金を遣ってくれなくなりそうで、心配になりますよね。アフターだと、いつまで時間を拘束されるか分からないというデメリットもあります。 しかし、ここで労力を惜しんでいては、来店率は上がりません。お客さんにファンになってもらうことがキャストの仕事だと考えましょう。ファンなら、あなたと話をしたくて、せっせとお店に通ってくれます。電話やメールのファンサービスがあれば、あなたのためにまたお店に行こう!と思いますよね。 同伴やアフターにノルマを課したり、多いキャストにはバックがつくお店もあります。指名を取るために、まずは地道な営業活動を頑張りましょう。
稼げないキャストの特徴7.身なりにお金を惜しむ
キャバ嬢は、いわば夜の蝶です。最大限に着飾って、美しい姿でお客さんの目を楽しませるのも仕事のうちです。 ドレスやヘアメイクにはそれなりにお金がかかるので、新人時代はお店のレンタルやセルフヘアメイクで済ませるのもアリかもしれませんが、指名を取っていくためには、自己投資も必要です。 売れっ子のキャストほど、美容費にはお金をかけているはずです。自分を一番引き立たせてくれるドレスを選んで、自前で揃えます。また、ヘアメイクはプロに任せます。セルフのケアと比べて、どうしても差が出るからです。 お店にはたくさんの女の子がいます。その中から、あなただけを選んでもらうためには、やはり努力が必要なのです。 ちなみに、容姿のよさは確かにキャバ嬢にとって有利ですが、稼げるかどうかはまた別の話です。無個性な美人よりは、話していて面白いとか、他の子にない個性がある嬢の方が人気が出やすいです。 自分をよく観察して、他のキャストにはないチャームポイントを見つけましょう。それを引き立たせるような装いをすれば、お店の中で、唯一無二の存在になれるはずです。
稼げないキャストの特徴8.他のキャストの足をひっぱる
キャバ嬢は、基本的に「自分が頑張って稼ぐ」というスタンスなので、それぞれが個人事業主のようなものです。が、やはりお店で働く他の人たちがいないと成り立たないという点では、チームワークも大事です。 嫉妬ややっかみでキャスト同士がギスギスしているようなお店もあるようですが、そんな店は、よいお客さんがつきません。 逆に、キャスト同士がお互いに助け合い、アットホームな雰囲気のあるお店は、お客さんにも何となく伝わるものです。 お互いがライバルだったとしても、それは仕事で競えばいい話。間違っても、自分に有利なように話を盛ったり、足をひっぱるようなことをしてはいけません。 巡り巡っていずれ自分に返ってきますので、やめておきましょう。
稼げないキャストの特徴9.金銭感覚がおかしい
キャバ嬢の仕事のデメリットとして、「金銭感覚がおかしくなる」という点が挙げられます。 毎晩大金が行き来する夜の世界。給料を現金で手渡しというお店も多いですよね。お客さんも、会社の重役やベンチャー企業の社長など、高額の料金をいとも簡単に支払う人が少なくない世界です。 そんな中にいると、ついついお金を使うことに麻痺しがちです。実際は、実入りが多い分、出ていくお金も多い仕事。しっかり稼いだ上に貯めようという気があるなら、お金の出入りをきちんと把握して、計画的にお金を使う経済観念が必要になります。 手元にお金がない、お金がないと言っているキャバ嬢を見ていると、短距離なのにタクシーを使ったり、周りの子が持っているからと高価なブランド物のバッグを買ったりと、お金にルーズな子が多かったりします。 お店の中でランキングが下の方であれば、まずはお金の管理をきちんとしましょう。
稼げないキャストの特徴10.プロ意識の欠如
色々と細かな点を挙げてきましたが、稼げるキャストと稼げないキャストの違いは、「プロ意識」があるかどうか。この点につきます。 キャバクラの料金は、決して安くはありません。お客さんは高額の料金を支払って、女の子たちとお酒を飲みに来店します。お酒を飲むだけなら、もっと安いお店がいくらでもありますよね。それなのにキャバクラに来る理由は何か。 一時でもチヤホヤされたい、可愛い女の子と疑似恋愛を楽しみたい、そういう欲求を満たしに来店されるわけです。 お店としては、いただいている料金に見合うだけのサービスは提供しなければなりません。「報酬に見合う分を提供する」、これがプロの考え方です。 稼げないキャストの中には、バイト感覚の子が少なくありません。タイプのお客さんばかり身を入れて接客したり、自分の機嫌が顔に出たり、それではプロとは言えません。 また、お店の売上に対してシビアになることも必要です。お店にとってよいお客さんとは、人柄のよい、話しやすいお客ではありません。どんどんお金を使ってくれる人、金払いがよい人がよいお客さんです。 そのお客さんに、「これだけのお金を支払ってこの店に来てよかった!また来よう!」と思ってもらうのが、キャバ嬢の仕事です。 よいお客を長くつかまえておくのも、キャバ嬢のスキルのひとつです。お客さんと簡単に恋愛関係になったり、中には枕営業なんてことをするキャストもいますが、そういうお客さんは長続きしません。 プロ意識の高いキャストは、お客さんとつかず離れずの適度な距離を保つよう努力します。そして、そういうお客さんを大勢抱えるようになって初めて、高額の報酬を受け取ることが出来るようになるのです。
稼げるキャバ嬢になるには
大金を稼ぎ出すキャバ嬢がやっていることをまとめると、以下の通りになります。
①トークスキルを磨く
会話上手は接客の命。お客さんを気持ちよくさせる会話術をマスターしましょう。
②観察力を養う
稼いでいるキャストがどんなことをしているか、稼げないキャストと何が違うか、あるいはあなたがついたお客さんがどんな人か、日頃からの観察がいざというときに役立ちます。
③気配りを身に着ける
適度な気配りは、経験値がないと難しいものです。気が利かない自覚があれば、先輩キャストに至らない点を教えてもらうのもよい方法です。
④話題を増やす努力をする
お客さんの話題についていけるよう、政治経済について勉強しているキャストも大勢います。男の人が好きそうな分野の情報は、一通り収集しておくといいかもしれません。
⑤自分を美しく見せる研究をする
外見の美しさも売りのひとつですから、努力を怠ってはいけません。 見た目に自信がない人も、諦めることはありません。メイクやヘアで人の見た目はびっくりするほど変わるものです。大事なのは研究と努力です。
⑥目標を持つ
ただなんとなく仕事をしているキャストより、「○月までに売上100万を達成する」などと具体的な目標を持つキャストの方が伸びます。目標を到達するためには何をすればいいのか、真剣に考えるからです。 是非、何か目標を立ててみてください。
まとめ:あなたにしか出来ない接客で稼げるキャストを目指せ!
いかがでしたか? どんな仕事も、真剣にやらなければ面白くありません。キャバ嬢の仕事は、見た目の華やかさとは裏腹に、キツイ事や地味な仕事もたくさんありますが、頑張れば頑張った分だけ稼ぐことも出来る、夢のある仕事です。 仕事の基礎はきちんと抑え、自分にしかない強みを見つけて、是非No.1キャストを目指してみてください。